中央集権的・強制的アプローチでは、国民経済のような複雑な現象
の調整はむずかしいことが、歴史的に証明されたのが「ベルリンの
壁崩壊」に象徴される、社会主義国家実験の蹉跌でした。
しかしだからといって、「市場」制度が決して「神」のごとく万能
でないことが証明されたのが、昨年来の金融に端を発する「100年
に一度の危機」でした。
ポイントは数字で割り切れない、または数字の裏にあって蠢く、人
間の「心」。「心」に火がつけば事態が動く。「心」が萎えれば事
態は悪化していくことも。だから「インセンティブ」の制度設計が
重要だということになります。
「知」の流通による活性化、ひとつは特許、著作権の分野で、そし
てもうひとつは組織の活性化、経済の活性化(イノベーション)の
分野で、「インセンティブ」の設計に関する議論が盛んです。
・知的財産権制度の新たな地平線・序説
http://www.rieti.go.jp/jp/publications/pdp/08p009.pdf(本文)
http://www.rieti.go.jp/jp/publications/rd/037.html(解説)
「オープン」の概念の台頭を受け、思想的な変革。「排他」より、
「インセンティブ」を重視した方が経済の発展に資する。
・第20回 2009年度 新入社員意識調査〜「今の会社に一生勤めようと思う」が昨年に比べ大幅に増加、過去最高
http://activity.jpc-sed.or.jp/detail/mdd/activity000914/attached.pdf
「チームを組んで成果を分かち合える仕事」(83.5%)がしたい。
「仕事を通じてかなえたい『夢』がある」(71.6%)。
・「ベンチャー企業の創出・成長に関する研究会」最終報告書(本文)
http://www.meti.go.jp/policy/newbusiness/saishuhoukokuzenbun.pdf
ベンチャー創業は、起業家自身の夢の達成、志の実行、社会への貢
献にもつながる。そしてそれこそが日本革新の源泉。
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